ご挨拶

 みなさん、こんにちは。2012年度の大会は札幌の北星学園大学でお引き受けすることになりました。えらいこっちゃでございます。と申しますのも北星学園大学には応用心理学会の会員が2名しかおらず、実質的に2人ですべてをまかなっていかなければならないからです。こんなことを言うと「何言ってるんだよ、信州大学ではたった1人だったんだ」という内藤先生の声が聞こえてきそうでありますが、困っている事実に変わりはございません。しかし、幸いなことに今回は79回大会で、節目の80回大会の露払い大会でございます。1年ずれていたらそれこそ万歳(お手上げ)事態でございました。で、次のように考えました。今回は背伸びをせず、我々の力でできることを誠実に実行し、身の丈に合った大会にしよう。我々が前面に出るのでなく、あくまでも皆様が気持ちよく参加していただけることだけを考え裏方に徹しよう。まぁそんなわけで今大会の大会企画は「病気の不確かさ理論」(シンポジウム)の一つだけに絞り込みました
 このようにコンパクトで派手さに欠ける大会ではございますが、いいところが全くないわけではございません。今大会の目玉として自主企画ワークショップへの支援を考えました。自主企画ワークショップは初日午前と2日目(2日目は申し込み件数により午前、夕方の2回)に設定していますが、P4【大会関係諸費用一覧】表脚注2)の補助金(2万円)対象にもならず、かつ時間帯はどこでもいいよという寛大なワークショップにつきましては企画費はタダ、学生以外(学生の方はP4【大会関係諸費用一覧】表脚注1)の優遇措置を利用ください)の研究発表費もタダにさせていただきます。(当日返金。ただし、大会参加費はいただきます)タダほど高いものはないと思われるかもしれませんね。それは鋭い洞察です。今大会ではパソコンは持ち込みで各部屋の係員はなしというセルフ方式でございます。もちろん不測の事態が生じた場合は大会本部で対応いたしますのでご安心ください。そうそう、懇親会もたぶんキャンパス内の大学会館で手作り風に行う予定ですので、事前申し込み4500円(当日申し込み限定20名は5500円)と比較的安価に設定いたしました(学生割引あり)。ふるってご参加ください。
 北星学園大学は札幌のはずれ大谷地にある小さな大学(4学部で学生数約3500人、教員数約90人)でございますが、交通アクセスは極めてよいところです。都心まで地下鉄で20分程度、空港までバスで40分程度です。地下鉄駅もバスターミナルも本学から徒歩5分でございます。バスターミナルからは各観光地(登別温泉など)への中長距離バスもたくさん出ておりますので日程に余裕のある方は自主エクスカーションを計画されるのもよろしいかと存じます。季節的には、日中晴れれば寒くもなく暑くもなくの最高の気候かと思います。ただ、朝夕は結構寒くなると思いますので、カーディガンやジャケットをお忘れなく
 では、皆様に気持ちの良い時間を過ごしていただけるよう、これから豊村教授および学生スタッフと全力を挙げて準備いたしますので、是非お越しください。お待ちしております。
日本応用心理学会第79回大会委員長
濱 保久
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