日本応用心理学会(通称:応心)の第1回大会は戦後間もない1946(昭和21)年ですから、63年間に80回の大会数を重ねることになります。年数と回数とのズレは第24回大会まで年に2回の開催があったためです。いずれにしましても80回という節目の回数は、応心を育ててこられた諸先生のお力によるものです。そのような経緯もあり、本大会を第80回記念大会と位置づけました。したがいまして、第1日目の会員総会時に少し時間をいただいて学会主催の「記念セレモニー」を行いたいと考えています。記念セレモニーでは日体大伝統応援スタイルであるエッサッサの迫力満点の実演を計画しております。
日体大は体育・スポーツの伝統実績が豊かな大学です。日本がオリンピックで獲得したメダルの4分の1は、日体大関係者によるものです。せっかく記念大会を日体大で開催しますので、大会テーマにもありますように「体育・スポーツと応用心理学」に関わる講演やシンポジウムを企画します。記念大会特別講演は、第1日目の午後に、学校法人日本体育大学理事長の松浪健四郎先生にご講演していただきます。引き続いて、オリンピック・メダリストをお招きしてのシンポジウムを企画しています。第2日目には、同年11月に同じく日体大で開催される日本スポーツ心理学会第40回大会との共催シンポジウムを企画しています。もちろん研究発表、自主企画ワークショップ、企画委員会企画の研修会、会員総会、懇親会などのプログラムは例年と同様です。優秀大会発表賞への投票もあります。なお、ワークショップへの登壇は、プログラム編成が可能な限り1人複数回を認めたいと思います。懇親会会場は、渋谷駅に近接の渋谷エクセルホテル東急で行いますので、多数の皆様ご参加ください。大会期間中は、これ以外にも多彩なプログラムを用意しておりますので、どうぞご期待ください。
日体大は閑静な住宅街に位置しておりますので、大学周辺に飲食店はそれほど多くありません。第1日目の会員総会に出席される皆様には昼食をご用意いたしますが、第2日目は各自でご持参いただくか、大会でお弁当を予約販売いたしますのでご利用ください。
記念大会では、応心会員である教員と大学院生が大会実行委員として皆様をお迎えいたします。9月中旬はまだまだ残暑厳しい季節と思いますが、本大会が皆様の研究の場、交流の場としてお役にたてるようにスタッフ全員が精一杯心を込めて務めさせていただきますので、どうぞ多数の皆様のご参加をお待ち申し上げます。
日本応用心理学会第80回記念大会委員長
藤田 主一
藤田 主一