日本応用心理学会

日本応用心理学会第85回大会

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ご挨拶

 日本応用心理学会第85回大会は,2018年8月25日(土),26日(日)の2日間,大阪大学人間科学部(大阪府吹田市)にて開催させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。今回,学会開催をお引き受けするにあたり,大阪大学の過去の開催実績を学会HPで調べましたところ,何と前回開催は1958年(第25回大会)であり,60年ぶりの開催校になることがわかりました。その大会長には,わが国の高齢者研究のさきがけでもある橘覚勝先生の名前があり,改めて大役を仰せつかったと,身の引き締まる思いをしております。
 大阪大学人間科学部は1972年,人間をめぐる現代の多様な問題を,学際性,文理融合の視点から解決すべく,文学部の行動学,社会学,教育学の教員が核となり,日本で最初の「人間科学部」として誕生しました。今では人間科学という名称や文理融合という視点は珍しくありませんが,約半世紀前にそれらに着目した当時の諸先生の先見性には頭が下がる思いがします。
 現在の人間科学部は3つの理念,すなわち多様な学問領域を複合しながら人間と社会を俯瞰的にとらえる学際性,現場に寄り添って課題を発見し解決を目指す実践性,日本だけでなく世界の問題に視野を広げ活動する国際性を柱に,教育研究を推し進めています。これら理念は応用心理学会の研究・活動にも当てはまるものがあると考えています。したがいまして,今回大会ではこれら理念を意識しつつ,大いに盛り上がる大会を目指したいと考えています。
 そこで大会校主催特別講演としては,心理学と経済学を融合させた行動経済学研究の第一人者である,大阪大学社会経済研究所,大竹文雄教授に講演を依頼しています。また人間科学部の応用心理学研究室は,文学部時代の鶴田正一元教授の交通心理学研究に端を発して以降,現在に至るまで脈々と産業・交通における実践的安全研究に取り組んでいることから,交通安全をテーマとした大会企画シンポジウムも予定しています。もちろん,皆さまからの口頭発表,ポスター発表,自主企画ワークショップなど,多数のお申し込みをお待ちしております。
 開催場所の大阪大学は豊中キャンパスと吹田キャンパス,箕面キャンパスに分かれており,会場となる人間科学部は吹田キャンパスにあります。最寄り駅は大阪モノレール阪大病院前で,駅から徒歩5分の距離です。なお,本学部は1970年に開催された大阪万国博覧会跡地に隣接した場所にあり,懇親会は太陽の塔を見下ろす地での開催を予定しております。
 まだ暑い時期での開催となり,何かとご迷惑をおかけしますが,われわれスタッフ一同,精一杯皆さまをお迎えする準備をすすめて参ります。多くの皆さまのご参加を心よりお待ち申し上げております。

日本応用心理学会 第85回大会委員会
委員長 臼井 伸之介

お知らせ

賛助・広告・展示

本大会を開催するにあたり,多くの諸団体より多大なご支援を賜りました。ここに感謝の意を表します。

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